2022年10月から初のレギュラーレッスンがスタートしたアラレ講師。まだ若いながらもダンスキャリアは10年以上と実力は充分。誰からも愛される親しみやすいキャラクターとダンススキルが武器の彼女に、現在の心境や理想の講師像について語ってもらった。
ーーまずは率直にavexの講師としてこれからレッスンがスタートするわけですが、気持ちの変化はありますか?
アラレ:すごく緊張しています。これまで代行は何度かやっているんですが、本格的な講師デビューとなると緊張が止まりません!
ーーそれでは、これまでのダンス経歴を教えてください。
アラレ:ダンスは11歳(小5)から始めて、ダンスマスターに通い出したのは12歳(小6)の時です。始めたきっかけは友達に誘われてなんですが、1年くらいはイヤイヤながら続けていました。ダンスマスター以前に通っていたダンスの先生が苦手で…生徒の名前を覚えようとしないで寄り添わない感じだったので。でもその後ダンスマスターでヒットン先生に出会ったことでイヤじゃなくなったんです。「ダンス楽しい!」って感じられるようになって。名前をちゃんと覚えて呼んでくれるし、教え方が丁寧でわかりやすいし、頑張ろうと思えました。ヒットン先生には8年くらい習ったんですが、ダンスを好きになれた要因はダンスができるようになったことだと思います。「できてる!」っていう自覚があったんです。すごく褒めてもらえたこともモチベーションになりましたし。ダンスマスターには20歳まで通いました。
ーーそんな師匠とも言える『ヒットン講師』にはなくて『アラレ講師』にあるものって?
アラレ:ないです(笑)。ヒットン先生と比べないことで言えば、私は話しかけやすいみたいです。特に子どもたちは話しやすいみたいで、どこのスタジオに行っても懐いてくれます。保護者の方たちも親しみやすく感じてくれているようで、それは自分の強みかなと思っています。
ーーダンサー名「アラレ」という名の由来は?
アラレ:レッスンのアシスタントをした時に当時の自分の先生と生徒に命名してもらいました!私のキャラから「ドクタースランプ」のアラレちゃんみたいだねって(笑)。自分的にもしっくりきたので、それを機に「アラレ」になりました!
ーー学生時代はどんな生活を送っていましたか?
アラレ:勉強はそこまで大変じゃなかったんですが、中学時代は部活との両立が大変でした。ダンスも続けて楽しくなってきたタイミングで部活も始まってしまって。しかも副部長になったこともあって、その時に「ダンスどうしよう」って悩むようになりました。でもせっかくだからどっちも頑張ろうと思って、どちらもやめることなく続けました。悩んだことはそれくらいで、ずっと楽しかったです。特に印象に残っていることで言えば、「DANCE NATION」の10周年に出たことですね。高校生の時だったんですが、さいたまスーパーアリーナという大きなステージに立ったことが一番の思い出です。
ーーバックダンサーも経験されておりますが、きっかけは何でしたか?
アラレ:はじめはあまり興味がなかったんですが、プロワークスには登録していて。たまたまそれを開いた時に、偶然lolさんのMVのバックダンサーの募集があったのでなんとなく応募してみたら、オーディションも通過したんです。合格したらやっぱり嬉しかったですね。自信もつきました。「自分ダンス上手なの!?」って思えて。(笑)それだけじゃなく現場でダンスが上手い人たちをたくさん見たことで、もっと頑張ろう!とモチベーションも向上しました。
ーーどのようなインストラクターが理想ですか? また自身の思う“良いインストラクター”の要素とは?
アラレ:私は叱るのが苦手なんですけど、褒めるだけじゃなく、ちゃんと言うべきことは言える、生徒の気持ちに寄り添える先生になりたいです。先輩講師からも沢山学ばせてもらっています。
ーーレッスンで工夫していることは? コミュニケーション術があれば聞かせてください。
アラレ:なるべく自分から子どもたち(生徒)に近づくようにしています。こちらから話しかけるように。その日だけの話題じゃなく、翌週や翌々週にも繋がるような会話に持っていけるようにもします。みんなとの共通の話題も大事にしますが、個々の話題もなるべく持ち帰ってもらうようにしています。
ーーこれから、ご自身の生徒に対してどのような成長サポートを目指しますか?
アラレ:みんなの夢や目標を実現できるようにしっかりサポートしていきたいと思っています。ダンスに関わることは絶対で、ダンスに関係ないことも色んなジャンルの色んな話を聞いて、それを引き出しにしてアドバイスできるようになりたいです。どんどん視野を広げていって自分も周りも成長できたらいいなと思っています。
ーー自身のこれまでの経験、体験を生かしてアラレさんだからこそできるアドバイスはありますか?
アラレ:素直な子は伸びると思っているので、それは伝えたいです。昔は自分もひねくれていた時期があったんですが、素直な友達に影響を受けて変わったんです。素直になったことで新しい発見があったり成長にも繋がったりしたので。
ーーavexで受講する生徒の特徴は? どのような夢や希望を持っていますか?
アラレ:avexはプロワークスに登録できたりして夢や希望のチャンスを掴みやすい環境なので、明確な目標を持っている子が多い印象があります。例えば「〇〇のバックダンサーをやりたい」とか具体的なんです。その方が自分のやるべきことも明確にわかると思うし近道になるので良いなと思います。
ーー今後のダンスシーンはどうなっていくと思いますか? 理想はありますか?
アラレ:学校の授業の一貫としてダンスが取り入れられたり、SNSでも簡単にダンスを発信できるようになったりして、自分がダンスを始めた時よりももっとダンスが身近になってきたと感じます。これからは踊れない人がこの世に存在しないというくらい、もっともっとみんながダンスに触れ合えるようになったら良いなと思っています。そのために自分にできることは、レッスンを通してダンスの楽しさを伝えること。なのでレッスンで生徒一人ひとりを大切にしていきたいなと思っています。
ーーこれからやりたい事と、やるべき事はありますか?
アラレ:やるべき事は1人でも多くの人に「ダンスは楽しい!」って思ってもらえるように指導、伝えていくこと。やりたい事は、自分の周りにいる素敵な人たちを繋げていくことです。今でもそうしているんですが、ダンサーに限らず友達に友達を紹介したりして素敵な人たちの輪を広げているんです。なのでそれをもっと広げていけたらと思っています!
講 師|アラレ
スクール情報|スポーツクラブ エポック中原
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