道筋を作ってあげられて、夢や希望を与えられたら | ダンススクール(教室)ならエイベックス・ダンスマスター

講師インタビュー

ダンススクール(教室)のエイベックス・ダンスマスター 講師インタビュー Mikua「道筋を作ってあげられて、夢や希望を与えられたら」
Mikua

道筋を作ってあげられて、夢や希望を与えられたら


 

 

ーまずはダンスを始めたきっかけと、経歴を簡単に教えてください

Mikua: もともと家族が某ダンス&ボーカルグループの大ファンで、私にもそうなって欲しいという夢を託されて、13歳の時に地元(名古屋)のダンススクールに通い始めたのがきっかけです。HIPHOPから始めて、そこからJAZZ、JAZZ
FUNK、WACK、SOUL、LOCK、HOUSE…といろんなジャンルを習っていくうちにLAや海外のダンサーにも目を向けるようになって、19歳の時にLAへ渡米しました。そこで約3年間いろんなトレーニングを積んで、2020年に帰国して上京してきました。名古屋時代はチームを組んで10年以上活動していて、その活躍もあってコンテストや東海地区のイベントにも出演していました。

ー留学先のLAはどうでしたか?

Mikua:日本人は英語の曲を聴いても詞の意味が分からないのでただの音でしかないけど、当たり前ですがアメリカはみんな意味を理解しながら踊っています。そんなダンサーを見ているうちに、自分も歌詞の意味が分かるようになってきて、振り付けや表情の意味がだんだん理解できるようになり、そこからさらにダンスへの愛が深まっていきました。LAではそういった新しい刺激をたくさん受けて、実際に自分が振り付けするとなった時に、歌詞の意味とそれとリンクした振り付け、仕草などを生徒たちにも伝えていけたらと思いながらレッスンしています。



ー他にも多数のスタジオでレッスンを受け持っているMikuaさんですが、アカデミーならではのレッスン方法やこだわっていることはどんなことでしょうか?

Mikua:ダンサーに向けたダンスとアーティストに向けたダンスって全然違うんですよね。ここの生徒は“歌って踊りたい”というのが目標なので、私のダンサーとしての視点と、アーティストを見る側の一般人としての視点の両方から見て「めっちゃかっこいいじゃん‼︎」っていうのを目指しています。JAZZ
FUNKのクラスなんですが、きれいな姿勢やかわいいポーズの仕方、顔の角度など、人それぞれ違ってくるので「自分で自由に見つけて」って言いながらレッスンしていくと、みんな形を崩しながらそれぞれ見合ったポーズや踊り方を見せてくれます。そういう生徒たちを見て、ああやっぱりアーティストの卵だなあって感心することもありますね。曲によってハマる子とそうじゃない子がいたり、色々な発見があっておもしろいです。
あとは他のダンススタジオの生徒に比べるとやっぱり表現力が強いですね。特に顔の表情が豊かです。目線や顔の角度が大事だと思っているので、カメラが来た時にどう反応するのかというのを常に意識しながら、自分をどうかっこよく見せるかを結構細かく、具体的に指導します。これってダンサーよりもアーティストを目指す生徒がいるアカデミーならではのレッスン内容だと思いますね。

ーご自身の経験談として挫折しそうになったことはありますか?
またそこからどう立ち直りましたか?

Mikua:上京してから「ダンスが踊れるだけじゃダメなんだな」と感じたことがありました。スキルを磨いても周りと変わらないってことに気づいてしまって、そこから自分の強みが何なのかわからなくなってしまったんです。だけどそこで思い出したのがLAでの経験でした。そこで私は何を学んだかというと、一番は“表現力”でした。日本人はシャイで英語もわかないけど、今の自分だったら英語もわかるし、アメリカンチックな表現も日常的に身に着いていたので、それをダンスに取り入れるようになったら「これがMikuaのスタイル」って言ってもらえるようになって。そうやって周りの方々からの声を聞いて「自分の強みってこれなんだ」と確立された感じです。

ーなるほど。今後発表会などの機会もあると思うのですが、ステージに立つ時に緊張しない方法や度胸をつける秘訣は何かありますか?

Mikua:13歳の頃から発表会などのステージは何度も経験していますが、私でも毎回緊張しちゃいますね。緊張しないようになるには、もちろん“慣れ”というのもあると思います。でも私の場合はどんなに緊張してもステージに立ってスポットライトを浴びると入り込めるタイプなので、「これは私が一番目立つべきステージだ」って自分に思い込ませるし、例えば端で踊っていたとしても観ているみんなに「あの子ヤバいね」って言われるくらいのパフォーマンスを見せたい!っていう気持ちのスイッチが入ります。そういう気持ちの強さの練習もしておくと、たとえ本番で振り付けを間違えちゃったとしても、堂々とカマすことができると思います。

ープロとして活躍するためのチャンスの掴み方について、ご自身の経験も踏まえてアドバイスをいただけますか?

Mikua:ダンサーにも2種類のタイプがあると思っていて、一つはオールジャンルを踊れるダンサー。もう一つは得意な分野において突き詰めていて誰にも負けないくらい秀でているダンサー。どっちも強いと思うんです。私はオールジャンル踊れるタイプなのですが、もし「このジャンルが特に好き」とか「これがやりたい!」っていうのがあるならそれを突き詰めるのもいいと思います。それに加えて単純なことで言えば髪型やメイク、服装が人と違っていたり、自分のキャラを確立してほかの人とは区別をつけないといけないと思います。ただやっぱりオールジャンル踊れるっていうのはダンサーとしてすごく強みになるので、仕事の幅も広がりますよね。インストラクターになったらどのジャンルのレッスンも教えられたりするし。2タイプどっちもできたら最強ですけどね(笑)。

ー本当にそうですね。ではMikuaさんの今後の目標、展望について聞かせてください。

Mikua
人の感情をダンスで動かしたい、という夢が常にあります。まだプロダンサーになることも考えていなかった中学生の時に、師匠のダンスを見て初めて泣いたのを今でも覚えていて。そこで「ダンスってこんなに素敵なんだ!」って気付かされたんです。ダンスで人の感情を動かせるって素敵なことだなって思って。LAに留学していた時にも言語は通じなくてもダンスで繋がることができるんです。「ダンスって共通言語にもなるんだ」というのをそこで体感しました。それと、自分が活躍する姿を見た生徒たちに「こういう道もあるんだ」と思ってもらえるような道筋を作ってあげられて、夢や希望を与えられたらと思っています。

ー最後に、受講生たちに向けてメッセージをお願いします。

Mikua
自分の好きなことをやってほしいです。もちろん大変なこともあるとは思いますが、その中で「なぜ私はこれをやっているんだろう?」「私の好きなスタイルはなんだろう?」「私のやりたいことはなんだろう?」っていうのを考えながら、見据えた目標を崩さずに色んな経験をしていってもらいたいです。そして楽しんでください!

Mikua

Mikua

日本でトレーニングを積み重ね、習得したスキルと、LAで習得したパフォーマンス力、表現力、演技力を活かし、オールマイティなダンサー、キャラクターとして活躍中。パッション、キャラクターをモットーに、舞台上ではもちろん、更にこれから発達していくカメラ、画面越しのステージにおいても、迫力が伝わる、生きる表現力を得意とする。また倖田來未振り付けアシスタントや、関東地区を中心に全国で講師としても活躍中。地方では英語を交えたダンスWSを度々開催。

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